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シェリング生誕100年

 ヘンリク・シェリングがこの世に生を受けたのは、第一次世界大戦終結間際の1918年9月22日のことだった。いうまでもなく、2018年の今年に生誕100年目を迎える。1988年3月3日に亡くなっているので2018年は没後30年でもあるが、生誕100年のほうがキリがいいので以後は生誕100年で統一する。

 自分がシェリングの音楽に出会ったのは21年前の21歳の頃だった。私は原因不明の頭痛に悩んでいた時期があったけれども、シェリングのバッハを聴いているときは頭痛を感じずに済むという体験をしたのをきっかけにシェリングに興味を抱き、聞けば聞くほどその端正な美に惚れていき、次々とCDを買い集めていった。

 27~28歳の頃にはホームページビルダーを使ってファンのサイトを立ち上げた。あの頃は、そのサイトを通じて世界中のシェリングファンと交流したいという思いがあった。このブログの最も古い記事のいくつかは、そのファンサイトのコンテンツから持ってきたものだ。しかし、YoutubeやAmazonのコメント欄を通じた交流を見るにつけ、一私人が日本語でファンサイトを運営してもあまり意味がないと考えたことがきっかけで、そのページは閉鎖した。運営したのは7~8年間だった。

 とにかく、私は、シェリングが69歳で死んで10年たってからファンになり、以後20年以上ファンだった。最近では、Youtubeで新しい映像や音源がアップされるのを楽しみにしている。もちろん、DVDとして発売されれば絶対に買うのだが、残念ながらそういう情報は聞こえてこない。シェリングの映像は、協奏曲ではベートーヴェンやブラームス、チャイコフスキーくらいしかDVD化されてないが、ビバルディやバッハ、モーツァルト、パガニーニ、シューマン、シベリウス、ポンセなどの映像が眠っているはずである。ぜひ、この生誕100年の年に発売してほしいと思う。

余談
生誕100年を迎えた年ということ関係あるかどうかは不明だが、「Milestones of a Legend - Henrik Szeryng」という10枚組のCDが近日発売されることが発表されている。タワーレコードに収録内容が記載されているので中身を確認したけれども、すべての音源をすでに入手済みのため、私はこの10枚組を買わないことにした。せっかくの企画なのであまり文句は言いたくないけれども、ヘンリクのスペルくらいは正しく書いてほしいと思った。

私の頭痛は、首の2番目の骨がずれているために起きていたことが分かった。32歳の時に、かかりつけの中国人の整体師が一発で直してくれた。以後、一度も再発していない。

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by binwa | 2018-01-01 11:45 | クラシック | Trackback | Comments(0)

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