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どこが暴言なのかさっぱりわからない

 最近の日韓関係については様々なことを思う。頭にきた記事があったので少々長いけれども引用する。
慰安婦:二階氏、合意履行を病に例え「治療に時間」
 日本の安倍晋三首相の特使として先ごろ来韓した二階俊博・自民党幹事長が、旧日本軍慰安婦をめぐる韓日合意の履行を「病」に例え、病を治療するのに時間がかかるように、韓国が慰安婦合意を着実に履行するには時間がかかるなどと発言した。
(中略)
 10-13日の日程で安倍首相の親書を持って来韓した二階氏は、10日に全羅南道木浦の金大中(キム・デジュン)ノーベル平和賞記念館で行われた歓迎式典で「両国を遠い位置に持っていこうとする勢力が韓国にも日本にも少数だが存在する。悪巧みをする連中は見つけたら撲滅しよう」と述べ、物議を醸した。
 二階氏の暴言はこれだけではない。1月7日には日本のテレビ番組で、釜山の日本総領事館前に設置された慰安婦を象徴する少女像に関連して「韓国は話し合っていくには面倒な国」「(被害者支援のために日本が拠出した)10億円を受け取った後にこういうことではおかしい」などの暴言を連発した。
 二階氏が述べたことは、日本の政治家が日本の立場で主張しただけで、「暴言」などと言われる筋合いのものではない。

 私が感じるのは、韓国における歴史歪曲がひどすぎることである。

 日韓関係を語る際に基本となるのは、両国において正式に締結・批准された日韓基本条約であり、両国ともこの条約を直視しなければならない。そして、多くの人が知っているように、被害者への個別補償については、日本代表こそそれをしようと言及したのに、韓国代表がそれらの補償は韓国政府の責任において行うことを約束し、その結果として韓国政府への一括支払いということがまとまったという経緯がある。

 この歴史を直視すれば、日本が被害者を軽んじているなどということは断じてない。韓国政府がその責任においてやると約束したから、それを信頼したに過ぎない。被害者への個別補償がきちんと実現していない責任は、日本政府にあるわけではない。

 ある韓国の女性政治家の発言によれば、国家間の合意を守るべきだという日本側の主張は「契約法の法理にすぎ」ず、「被害者をわきにおいたもの」なのだそうだ。しかし、これを読んで多くの日本人が感じることは、自分のことを棚に上げて何を言う、という程度のものでしかないのではないか。ただ日本への憎しみがむき出しになっただけで、説得力がまったくなさすぎる。

 ここまでこじれた日韓関係の修復が簡単ではないのは分かるけれども、もう少し歴史を直視し、自分たちがどんな主張を日本に対してしてきたのかくらいはわきまえてほしい。彼らがやっているのは、子供のおねだりと大差がなく、付き合いきれないものがある。


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by binwa | 2017-06-16 00:03 |  ┣ 政治 | Trackback | Comments(0)

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